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秋田・湯沢の夏を彩る「七夕絵どうろうまつり」姫を想う、風情あふれる旧暦の七夕祭

毎年8月5日から7日に開催される「七夕絵どうろうまつり」
街中に絵どうろうが飾られる幻想的な旧暦の七夕まつりです。

メイン会場はJR湯沢駅から徒歩圏内の市街地。約1,000基にもおよぶ大小の絵どうろうが、商店街や市役所通りを中心に展示されます。

絵どうろう
絵どうろうとは、木枠に和紙を貼り美人画や物語の一場面を描いた灯ろうのこと。

制作にはさまざまな工程があり、完成までに1カ月以上を要します。地元湯沢の絵灯ろう保存会の絵師たちが、心を込めて丁寧に制作しています。

昼間は和紙を染める染料が太陽に照らされ、鮮やかに輝きます。

日が沈み、夜の闇に浮かび上がる燈籠の灯り。静かな絵巻物が町中に広がるように、幻想的な光景が広がります。

約300年の歴史を紡ぐ

19時30分から20時の間、柳町商店街のアーケード照明が消灯します。
まだ電気がなかった時代の先人たちは、こんな光景を眺めていたのでしょうか。ろうそくが静かにゆらめく七夕の歴史に想いを馳せてみたり。

お祭りの由来
古き良き時代の面影を残す、湯沢の七夕絵どうろうまつり。
この伝統は、京都の公卿鷹司家(たかつかさ)から秋田藩佐竹南家七代目義安(よしやす)公に「おこし入れ」された姫君が、郷愁を五色の短冊に託して青竹に飾りつけたのが始まりといわれています。

当初は町人が自宅の軒先に飾っていたものでしたが、昭和中頃から市をあげての催しとなり、今では県内外から観光客が訪れる夏の風物詩となっています。

アクセス情報
湯沢市の中心商店街で行われる七夕絵どうろうまつりは、JR湯沢駅からすぐ近く。
東京から秋田新幹線こまち号を乗り継いで約4時間40分、仙台からは秋田自動車道を経由して車で約2時間30分。
草木ももとせからは車で15分ほどで到着します。

優しい灯りが心を和ませる、みちのくの夏まつり。ぜひお出かけください。

七夕絵どうろうまつり
会場:秋田県湯沢市中心部(湯沢駅周辺)
最寄駅:JR湯沢駅
「草木ももとせ」からのアクセス:車で約15分