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「秋田竿燈まつり」の歩き方!横手焼きそば ババヘラアイスなど秋田グルメも

東北三大祭りのひとつに数えられ、約280年の歴史を有する国指定重要文化財「秋田竿燈まつり」

毎年8月3日から6日にかけて開催されるこの祭りは、提灯の数46個、重さ約50kg、最大12メートルの竿燈を、差し手たちが「手のひら」「額」「肩」「腰」などで自在に操る妙技が見もの。

お囃子と観客の「ドッコイショー、ドッコイショー!」の掛け声が響き渡る中、稲穂に見立てた約280本の竿燈が行き交う大迫力の様子は、静かに熱く、力強い東北の夏を肌で感じることができます。

竿燈まつりの起源
竿燈まつりの起源は、江戸時代中期に遡ります。
元々は「ねぶり流し」と呼ばれ、夏の眠気とともに穢れや悪霊を流し去り、無病息災、家内安全を祈るお盆の行事として、7月7日の七夕祭りの前夜に行われていたとか。

子どもたちが笹竹などに絵馬や願い事を吊して川に流す行事から、やがて若者たちが灯籠に言葉を書き込んだ提灯をかざして町を練り歩くように変化したのがはじまりとされています。

竿燈まつりの楽しみ方
五感で楽しむことができるのがお祭りの醍醐味。屋台には、秋田のソウルフードもずらりと並びます。
きりたんぽや横手やきそば、比内地鶏料理を片手に楽しいひと時を。

火照った身体に染み渡る「ババヘラアイス」は、地元のおばあちゃんが作る秋田名物。コテコテの秋田弁を浴びたい方にもおすすめ!

夜のイメージが強い竿燈まつりですが、昼には「妙技会」と呼ばれる演技大会も行われています。
各町内の担ぎ手たちが、静と動が交差する見事なバランス芸を披露。団体戦、または個人戦で技術を競い合い、名人の座を狙って真剣勝負を繰り広げます。
休憩中はミニ竿燈を体験することもできます(詳細は公式サイトを確認)

会場には、じっくり観覧するための有料観覧席も用意されています。
ひな壇上段からは夜空に揺れる竿燈の明かりをゆっくり見学でき、前列からは差し手に近い目線で迫力ある演技を体感することができます。

アクセス情報
秋田市中心部の「竿燈大通り」をメイン会場に開催される本祭りは、JR秋田駅から徒歩15分ほど。
秋田新幹線こまち号で東京から約4時間、仙台からは秋田自動車道を経由して車で3時間。
草木ももとせからは車で1時間ほどで到着します。

静かで熱い秋田の夏を、ぜひ体感しに来てくださいね。

秋田竿燈まつり
会場:秋田県秋田市 竿燈大通り
最寄り駅:JR秋田駅(会場まで徒歩約15分)